最近見た物件お気に入り保存した条件
03-5843-1331

営業時間:10:00〜18:00

中古マンション購入の際の注意点

2025.04.02

中古マンションは、新築に比べて価格が抑えられ、立地の選択肢も豊富なため、多くの方にとって魅力的な選択肢となっています。しかし、購入にあたっては新築とは異なる特有の注意点が存在します。ここでは、中古マンションを購入する際に押さえておきたいポイントを解説します。

## 築年数と耐震基準の確認

中古マンションの価格は、一般的に築年数が古くなるほど下がる傾向があります。ただし、築20年を過ぎると価格の下落が緩やかになるケースもあります。また、1981年6月1日以降に建築確認を受けた建物は新耐震基準に適合しており、住宅ローン控除や贈与税の非課税制度などの税制優遇を受けられる可能性があります。築年数が古い物件を検討する際は、耐震診断の結果や耐震改修の有無を確認しましょう。

## リノベーションの可否と費用

中古マンションを購入してリノベーションを検討する場合、建物の構造や管理規約によっては希望する工事が制限されることがあります。特に、壁の撤去や水回りの移動などは制約を受ける可能性があるため、事前に確認が必要です。また、リノベーション費用は物件価格とは別に必要となるため、予算計画を立てる際には注意が必要です。

## 管理状況と修繕計画の確認

マンションの管理状況は、共用部分の清掃状態やエントランスの整備状況などから判断できます。管理組合がしっかり機能しているか、修繕積立金が適切に積み立てられているかを確認しましょう。また、過去の修繕履歴や今後の修繕計画についてもチェックすることで、将来的な費用負担の予測が立てやすくなります。

## 内覧時のチェックポイント

内覧時には、室内の状態だけでなく、共用部分や周辺環境も確認しましょう。特に、日当たりや騒音、隣接住戸との距離など、実際の生活に影響を与える要素をチェックすることが重要です。また、配管や電気設備などの目に見えない部分についても、不動産会社や売主に確認することをおすすめします。

## 契約書類の確認

中古マンションの購入では、売買契約書や重要事項説明書、付帯設備表、物件状況報告書など、多くの書類が関係します。これらの書類には、物件の詳細情報や取引条件が記載されているため、内容をよく読み、不明点があれば必ず確認しましょう。特に、契約条件や支払時期、物件の状態などについては、後々のトラブルを防ぐためにも慎重に確認することが大切です。

## 税金や諸費用の把握

中古マンションの購入には、物件価格以外にもさまざまな費用がかかります。例えば、登録免許税や不動産取得税、固定資産税の清算金、仲介手数料、司法書士報酬などが挙げられます。これらの諸費用は物件価格の6~8%程度が目安とされており、購入予算を立てる際にはこれらの費用も考慮に入れる必要があります。

## まとめ

中古マンションの購入は、新築にはない魅力がある一方で、特有の注意点も存在します。築年数や耐震基準、管理状況、リノベーションの可否、契約書類の確認、税金や諸費用の把握など、多方面からの検討が必要です。これらのポイントを踏まえ、信頼できる不動産会社と連携しながら、納得のいく物件選びを進めていきましょう。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。
目次